阪神にFA移籍した西、人的補償は誰に? プロテクト名簿28人を予想
2018/12/14
捕手
オリックスは、正捕手・若月健矢に加え、バックアップとしてベテランの山崎勝己と打撃センスが光る伏見寅威が控えており、捕手に困っている様子はない。
阪神からは、今季ゴールデングラブ賞を獲得した梅野隆太郎と、代打で球団記録タイとなる23安打をマークした原口文仁をプロテクトした。坂本誠志郎は、今季自己最少となる15試合の出場にとどまり、オリックスのニーズとも合致しないため、選外とした。
内野手
今オフ、小谷野栄一氏の引退と、中島宏之の読売ジャイアンツ移籍により、一塁と三塁がやや手薄になったオリックス。クリス・マレーロの残留と、ジョーイ・メネセスの獲得で、一塁は埋まると予想されるが、外国人枠の制限によっては、外野手登録のT-岡田や、捕手登録の伏見が守ることも考えられる。
三塁は主に、内外野複数ポジションを守れるユーティリティ大城滉二が守ると予想される。遊撃は、安達了一で固定され、二塁は、今季102試合で守った福田周平。打力が少し物足りないと判断されれば、パンチ力のある二塁手か三塁手を指名する可能性がある。
阪神のプロテクトは、主力の上本博紀、北條史也、大山悠輔、糸原健斗に加え、生え抜きの功労者である鳥谷敬、今季ブレイクした陽川尚将、植田海を選出した。俊足のルーキー熊谷敬宥は、オリックスの選手事情から選外とした。
外野手
オリックスの外野は、吉田正尚、ステフェン・ロメロ、小田裕也、武田健吾、T-岡田、内野手登録の宗佑磨らがいる。吉田以外に安定してハイアベレージを残せる打者がいれば、打線に厚みが増してくるだろう。
豊富な人材が揃う外野からは、主軸の糸井、福留孝介のベテラン組に加え、2016年新人王の高山俊、昨季20本塁打を放った中谷将大を選出した。今季代打を中心に活躍した伊藤隼太や、未完の大器・江越大賀、ファームで打撃を磨いた板山祐太郎、ルーキー島田海吏、堅実な守備が売りの俊介は、投手を厚めにプロテクトしたため選外とした。