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捕手・石原慶幸との強い信頼関係が生み出す、カープ・ジョンソンの快投

現在、カープの先発陣をけん引しているのが、今季入団したジョンソンだ。開幕から自分の持ち味を発揮して、QS(クオリティースタート)を達成している。その背景には、捕手・石原への信頼と、日本野球に適応しようとする「柔軟性」があげられる。

2015/05/06

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「和魂洋才」かつ「洋魂和才」

 カープの捕手陣は伝統的にキャッチングに定評がある。植田幸弘バッテリーコーチは 「ワンバウンドを止めるには、ボールの正面に入る速さ、ボールから目を離さないことが求められます。僕も現役時代は自信がありましたし、(コーチとなった今も)キャンプでは反復練習をしっかりやってもらっています」と胸を張る。
 
 地味な基本練習の積み重ねが、マウンドのピッチャーに絶大なる安心感を与えているのである。
 
 石原のリードを信じて、ジョンソンらしくバッターのタイミングを外し、内野ゴロに仕留める。その投球術において、カーブの存在は欠かせない。
 
「小さい頃から投げてきた球ですが、難しい球です。変化が大きい分、ストライクゾーンに放るのは簡単ではないです。でも、うまく使えれば、バッターの目線を変えることができ、効果的」とジョンソンが話すように、大きな変化のカーブが投球のアクセントになっている。威力は絶大だ。
 
 この球の精度を高めるため、ジョンソンは「特に、カーブのフィーリングは大事にしながら」丁寧に感触を確かめる。
 日本の野球に対応し、チームのベテラン捕手とも信頼関係を築き、状況に応じたボールを配することができる。
 
「和魂洋才」かつ「洋魂和才」
 ジョンソンの安定感は、開幕ダッシュに苦しんだカープにあって、大きな希望の光となっている。
 
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