オリ、コストパフォーマンス抜群のカラバイヨは、独立リーグ希望の星【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、低迷のオリックスで予想以上の活躍を見せているカラバイヨについてだ。
2015/05/08
日本の独立リーグ育ち
再び米の独立リーグを経て群馬へ。
よほど水が合っていたのか、カラバイヨは再び大活躍をする。2014年はついに3冠王。MVPに輝く。
オフにはオリックスのテストを受けた。そして今年2月のキャンプ中にオリックスへの復帰が決まったのである。
もともと日米の独立リーグのレベルでは、圧倒的な成績を残していたカラバイヨ。昨年はチームメイト兼打撃コーチになったアレックス・ラミレスの指導を受けて、より日本野球に適応することができたようだ。
いわばカラバイヨは日本の独立リーグ育ちの選手と言っていい。MLBからは8年も前に見放されたが、そこから日本の野球に順応し、進化を遂げたのだ。今や日本語にも不自由しない。
カラバイヨの活躍は裏返せば、日本の独立リーグのレベルが向上したことも物語っている。独立リーグで大活躍した選手は、NPBでも通用する可能性が高いのだ。
ブランコが今日から1軍に合流、中島裕之も復帰予定だ。
「中軸打者の代役」カラバイヨはDHをブランコに譲り、左翼を守ることになりそうだ。守備は実に不安。打撃にも影響しないかが気がかりだが、苦労人だけにこの状況も乗り越えるのではないか。
「最安外国人カラバイヨ」の今後に注目したい。
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