阪神・糸井、ヤクルト・雄平…プロ入り後に野手転向した現役5選手を紹介【編集部フォーカス】
2019/01/23
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走攻守3拍子揃った超人
糸井嘉男(阪神タイガース)
・通算成績
投手 1軍登板なし
野手 1399試合、打率.301、1504安打、158本塁打、655打点、288盗塁
糸井は、宮津高、近畿大を経て、2003年ドラフト自由枠で北海道日本ハムファイターズに入団。野手転向後は、並外れた身体能力で一気に頭角を現し、2008年に63試合の出場で、14二塁打、5本塁打、13盗塁を決め、一軍に定着。翌09年から6年連続で規定3割をマークした。
糸井は、しばしば走攻守3拍子揃った選手であると評される。打撃では、2014年に打率.331をマークして首位打者に輝くなど、安定した高打率を残す。守備は投手時代に培った強肩と俊足を武器にゴールデングラブ賞7回の実績。走塁では、2016年のオリックス・バファローズ時代に53盗塁をマークし、NPB史上最高齢となる35歳での盗塁王に輝いている。
昨季は、打率.308、16本塁打、68打点、22盗塁、OPS.900と最下位に沈んだチームで孤軍奮闘。衰え知らずの超人は、2019シーズンも背中で引っ張る。
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