【春季キャンプ見どころ・楽天】浅村加入で内野の定位置争い激化 先発は3番手以降の台頭に期待
2019/02/01
2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタート。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。開幕時点の投手起用とオーダーを検討し、見どころを探る。
投手
昨季、リーグ唯一の防御率2点台で最優秀防御率を獲得した岸孝之、エース格の則本昂大の2枚が中心になるのは間違いない。則本は昨季、1つの負けこしを喫したとはいえクオリティスタート(QS)は15としっかり役目を果たしている。
3、4番手は辛島航、古川侑利がややリードするが、盤石とはいえないだろう。2人を中心にしながら、右肘手術からの復帰を目指す美馬学、3年目の藤平尚真、左腕の塩見貴洋、森雄大が絡んでいく。広島からトレードで獲得した福井優也の起用法も気になるところだ。2軍キャンプスタートの安樂智大の巻き返しや、下位指名ながらルーキーの鈴木翔天にも期待したい。
ブルペン陣は、昨季先発に転向したものの、今季はリリーバーでの起用が決まっている松井裕樹を中心に、ハーマン、ブセニッツ、宋家豪、高梨雄平、青山浩二が担っていくことになる。昨季は不調だった福山博之がどれほど巻き返してくるかも気になるところ。森原康平、左腕で濱矢廣大やルーキーの弓削隼人らが争うことになる。
また、池田隆英や近藤弘樹など、先発タイプでありながら起用がはっきりしない投手たちがどこのポジションに着くかも見ていきたい。選手個々がしっかり働ける場所はどこかを見極める作業にも、首脳陣は真剣に検討してほしい。