【春季キャンプ見どころ・ロッテ】鈴木大地は定位置確保なるか、ドラ1コンビ安田・藤原の台頭に期待
2019/02/02
2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートした。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。開幕時点の投手起用とオーダーを検討し、見どころを探る。
充実の投手陣。若手はわずかな隙を狙えるか
昨季、規定投球回数をクリアしたのは、エースの涌井秀章だけだったものの、先発、ブルペン陣ともに、それほど枚数には苦慮しないはずだ。それだけに、6枠の争いは激しい。
涌井に次ぐ21試合先発の石川歩、13勝を挙げたボルシンガーを中心にスタートしていくことは間違いないが、高卒6年目のシーズンを迎える二木康太、酒井知史、有吉優樹の経験組に加えて、7試合に先発した種市篤暉、ルーキーの中村稔弥などが追いかけていく。
キャンプ初日から紅白戦を実施する予定で、ほぼ空きがない先発ローテーション枠の僅かな隙を狙っていくというのが実情だろう。
ブルペン陣も、内竜也、益田直也らを中心としながら、松永昂大、田中靖洋、大谷智久などがいる。先発もできる岩下大輝は150キロを超えるストレートを投げ込むし、ボールのキレが戻った唐川侑己は昨季、中継ぎを多く経験した。また、ルーキーの東妻勇輔のストレートに、おそらく首脳陣は度肝を抜かれるだろう。
やや手薄といえばサウスポー勢か。松永以外はチェンがいるが、フル代表を経験した成田翔のほか、土肥星也やルーキーの小島和哉などが激しく争っていく構図になりそうだ。