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【春季キャンプ見どころ・日本ハム】明確な補強で骨格築く 大田の三塁転向、遊撃・平沼翔太の台頭に注目

2019/02/04

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 2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートした。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。開幕時点の投手起用とオーダーを検討し、見どころを探る。
 

若手が枠に食い込めるか


 スカウティングのバランスがいい日本ハムは、キャンプインを前にして、ほとんどの役割が決まっている。
  
 昨季11勝の上沢直之がエース格として君臨し、上沢と並ぶ17回のクオリティスタート(QS)をマークしたマルティネス、有原航平、加藤貴之、金子弌大まではほぼ先発ローテーションが確定していると言っていいだろう。残り1枠と、故障しがちな有原、金子のバックアップとして、2、3個の椅子が用意されている。
 
 日本ハムはローテーションの最後の枠を確定させないまま、前半シーズンを走る傾向があるため、先発投手たちは、その数名の中に入っておく必要がある。
 
 その有力候補が、堀瑞輝、上原健太、杉浦稔大、宮台康平、ロドリゲスだ。若い世代を競わせながら、村田透、斎藤佑樹と言ったベテランが、先発・中継ぎの両面での補佐役に回りながら、この枠の中に割って入りたい。
 
 一方、ブルペン陣は、昨季、リリーバーを務めたトンキンが退団。代わりに、ジャスティン・ハンコックを獲得した。鍵谷陽平らと競わせながら、セットアッパーを務めるのではないか。
 
 リリーバーはたくさんの候補がいる。ヤクルトから獲得した秋吉亮は、クローザーの石川直也をサポートする役になるだろうが、厚みを加える意味では、西村天裕や、キャンプはファームスタートだが、白村明弘あたりも、期待したい。サウスポーは宮西尚生と公文克彦のあとを継ぐ選手が、キャンプで出てくるかも注目ポイントだ。

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