【春季キャンプ見どころ・日本ハム】明確な補強で骨格築く 大田の三塁転向、遊撃・平沼翔太の台頭に注目
2019/02/04
二塁は人材豊富、2年目の清宮はチャンス掴めるか
西川遥輝、大田泰示、近藤健介、中田翔とチームの骨格は出来上がっている。ここに、台湾の怪物・王を加えた打線は強力になりそうだが、数ポジションの空きがあり、し烈な争いが繰り広げられる。
まずの懸案は二遊間だ。
昨季のレギュラーは遊撃手が中島卓也、二塁手が渡邉諒だった。チームではベテランに域に入る中島だが、打撃面のひ弱さは否めない。守備力で中島にかなう選手はいないが、隙を狙っている選手がいる。平沼翔太だ。中島を追いやることができるかどうかは、このキャンプの見どころの一つだ。
二塁手はレギュラーが決まっていない。昨季は、多くの選手が起用され、渡邉で落ち着いたが、打撃力を活かすなら横尾俊建、堅実な守備なら石井一成、スイッチヒッターの杉谷拳士もいる。
外野は大田が三塁にコンバートされ、1枠が空いている。守備・走塁を重視するなら、淺間大基と岸里亮佑がいる。つなぎのうまさでは松本剛、長打力なら清宮幸太郎がいる。し烈な争いになることは間違いない。
また、正捕手の位置に一番近かった清水優心が腰の手術で、開幕には間に合わない可能性が高い。石川亮らはチャンスとなる。
氏原英明
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