【春季キャンプ見どころ・ヤクルト】村上宗隆の飛躍に期待。昨季ファームで菊池雄星から逆方向弾
2019/02/05
2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートした。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。開幕時点の投手起用とオーダーを検討し、見どころを探る。
ブルペンの負担軽減が鍵
昨年1年で投手陣が少し整備されてきた。昨オフには、2016年のパ・リーグ新人王・高梨裕稔をトレードで獲得。先発陣に厚みが出てきて、キャンプでは競争が激しくなりそうだ。
先発陣は、高梨と石川雅規、ブキャナン、原樹理は確定だろう。開幕投手は、この4人で争うはずだ。残り2枠を、小川泰弘、星知弥の実績組、昨季デビューした高橋奎二や3年目の寺島成輝ら若手で争う構図だ。また、ルーキーの清水昇やソフトバンクから加入の寺原隼人なども最後方から追いかけてくる。
春季キャンプ・オープン戦の結果次第では、顔ぶれが変わってくるはずだ。
一方のブルペン陣は、石山泰稚がクローザーに君臨し、セットアッパーの近藤一樹が覚醒して一応の形はできた。とはいえ、石山と近藤は70試合以上、中尾輝、風張蓮は50試合の登板があり、ブルペンの厚みは加えていく必要がある。
昨季の終盤にリリーバーを務めた梅野雄吾や大下佑馬に加えて、外国人のハフ、復帰を果たした五十嵐亮太、蔵本治孝あたりも居場所を探しているはずだ。ファームスタートとなった村中恭兵、中澤雅人ら、サウスポーのリリーバーにもチャンスはある。