巨人・坂本工が那覇キャンプ抜擢、各球団の育成出身選手は? ソフトバンク勢が圧倒的多数
2019/02/13
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読売ジャイアンツは13日、沖縄セルラースタジアム那覇で1軍2次キャンプを開始。メンバーには、育成選手の坂本工宜投手が名を連ねた。
近年、育成出身の選手が注目を集めている。巨人では、昨季現役を引退した山口鉄也氏や、松本哲也氏(現2軍外野守備走塁コーチ)らが1軍の舞台で活躍。「日米野球2018」のエキシビションゲームで頭角を現し、今春も1軍キャンプに参加している松原聖弥外野手は、今季最も注目すべき選手の一人だろう。
1軍で通用する育成出身選手を最も輩出しているのは、福岡ソフトバンクホークスだ。第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)最優秀投手の千賀滉大投手をはじめ、昨年日本シリーズMVPの甲斐拓也捕手、昨季13勝の石川柊太投手、期待の左腕・大竹耕太郎投手、二塁のレギュラー候補一番手の牧原大成内野手など枚挙にいとまがない。
さらに、春季キャンプでは育成選手の周東佑京内野手が1軍キャンプに相当するA班に抜擢されるなど、次々に逸材が見出されている。
昨年のドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズが球団史上初めての育成選手指名を行うなど、年を追うごとに育成選手の重要度は増す一方だ。今季、プロの最下層から這い上がり、一躍スターダムにのし上がる選手が現れるか。巨人・松原やソフトバンク・大竹はもちろん、坂本工や周東にも十分チャンスがあるはずだ。
▼主な現役の育成選手(※)、育成出身選手は以下のとおり。(外国人枠の選手を除く)
【投手】
山田大樹(ヤクルト)
国吉祐樹(DeNA)
砂田毅樹(DeNA)
三ツ間卓也(中日)
島本浩也(阪神)
大竹耕太郎(ソフトバンク)
二保旭(ソフトバンク)
石川柊太(ソフトバンク)
千賀滉大(ソフトバンク)
榊原翼(オリックス)
西野勇士(ロッテ)
坂本工宜※(巨人)
【捕手】
甲斐拓也(ソフトバンク)
原口文仁(阪神、ドラフト6位入団)
【内野手】
亀澤恭平(中日)
牧原大成(ソフトバンク)
周東佑京※(ソフトバンク)
【外野手】
松原聖弥(巨人)
釜元豪(ソフトバンク)
卓丸(楽天)
和田康士朗※(ロッテ)