過去5年間の高卒ドラ1の成績は? 1年目と現在地を振り返る<2015年ドラフト・小笠原慎之介、髙橋純平、平沢大河、オコエ瑠偉>
2019/02/20
小笠原慎之介(中日・投手)
1年目:15試合72回1/3、2勝6敗、58奪三振、防御率3.36
3年目:17試合107回1/3、5勝6敗、73奪三振、防御率4.11
小笠原は、1年目から15試合に登板し、58奪三振、防御率3.36と好投。勝ち星は付いてこなかったが、翌年以降に期待を抱かせる結果だった。2年目は、119回を投げて、105個の三振を奪い5勝を挙げた。しかし、21本塁打を浴びるなど、課題も残るシーズンとなった。3年目の昨季は、球団史上最年少で開幕投手を務めたが、左ひじ手術のため、8月下旬に離脱した。
髙橋純平(ソフトバンク・投手)
1年目:1軍出場なし
3年目:1軍出場なし
1年目はファームで7試合に登板し、防御率2.22と潜在能力の高さを見せつけた髙橋。2年目の4月14日には、リリーフとしてプロ初登板も経験した。しかし、3年目の昨季は、ファームで26試合に登板するも、防御率6.46と不安定な内容が続き、1軍での登板機会もなかった。今季は、1軍の舞台でプロ初勝利を目指したい。
平沢大河(ロッテ・内野手)
1年目:23試合、打率.149、7安打、3打点
3年目:112試合、打率.213、62安打、5本塁打、32打点、8盗塁
平沢の1年目は、ファームで81試合に出場。1軍でも23試合に出場し、プロ初安打もマークした。2年目は、50試合に出場したものの、打撃・守備ともに、多くの課題を残した。そして3年目の昨季、打撃では四球が前年の6個から48個まで増え、低打率ながら出塁率.328を記録。5本塁打を放つなどパンチ力を見せた。守備では、外野にも挑戦し、1軍定着を果たした。
オコエ瑠偉(楽天・外野手)
1年目:51試合、打率.185、22安打、1本塁打、6打点、4盗塁
3年目:44試合、打率.198、22安打、2本塁打、6打点、2盗塁
1年目から51試合に出場するなど、大きな期待を寄せられたオコエ。2年目には、41試合の出場で、打率.300をマーク。放った39安打のうち、17二塁打、3本塁打、長打率.500と打棒を発揮した。だが、飛躍を期待された昨季は伸び悩み、前年から大きく数字を落とした。今季は、大卒・辰己涼介、助っ人・ブラッシュが入団し、レギュラー争いはし烈を極めそうだ。
<2013年ドラフト・鈴木翔太、松井裕樹、森友哉、渡邉諒>
<2014年ドラフト・安樂智大、髙橋光成、松本裕樹、岡本和真>
<2016年ドラフト・今井達也、寺島成輝、藤平尚真、堀瑞輝>
<2017年ドラフト・吉住晴斗、中村奨成、清宮幸太郎、村上宗隆、安田尚憲>