巨人、準硬式野球部出身の坂本工と支配下契約 16年の育成4位「ここから本当のスタート」
2019/03/03
那覇Cから1軍合流“なにくそ”の思いで這い上がる
読売ジャイアンツが2日、球団公式サイトにて育成契約していた坂本工宜(こうき)投手と支配下契約を結ぶことを発表した。背番号は「58」。
坂本工は関西学院大の準硬式野球部から2016年のドラフト会議で育成4位で指名され入団。昨季はイースタン・リーグ23試合に登板し、3勝4敗で防御率4.85の成績だった。
今季の春季キャンプでは2軍でのスタートだったが、沖縄・那覇でのキャンプから1軍に合流。同サイトによると、坂本工は「ここまで支配下を目指して一生懸命やってきた。地道な練習や『なにくそ』という気持ちがあったから支配下になれたと思う」と目的意識を持って取り組んできたことが実を結んだことに対し喜びを表現した。
続けて「まだスタートラインに立っただけで、ここからが本当のスタート。ここまでやってきた事、今の気持ちを忘れずにやっていきたい」とおごることなく変わらず厳しい戦いに身を置く決意を語っている。
「まっすぐをインコースに投げ切れる」ことを持ち味とする24歳は、「『日本一の投手になる』ということを忘れず目指していく。勝てるピッチャーが理想」と、チーム7年ぶりの日本一へ向けて貢献していくことを誓った。