過去10年間のオープン戦首位打者は? 活躍できるかどうかは前年次第
オープン戦が本格的に始まり、選手たちはいよいよ開幕に向けての最終調整に入る。新入団選手や再起をかける選手が注目を集める中、「オープン戦首位打者」の行方にも目が離せない。今回は、過去10年のオープン戦首位打者をシーズン成績と合わせて振り返る。
2019/03/07
Getty Images
2018年 内田靖人(楽天)
オープン戦打率.386
2017年:7試合、打率.048、1安打、0本塁打、1打点
2018年:58試合(↑)、打率.198(↑)、35安打(↑)、12本塁打(↑)、25打点(↑)
内田は2017年に、打率.048を記録。自慢の長打力を発揮することなくシーズンを終えた。だが、翌18年は、オープン戦で4本塁打を含む17安打をマーク。打率.386で首位打者となった。シーズンに入ると自己最多の58試合に出場。打率.198ながら、初の2桁本塁打となる12本塁打を放った。
過去10年間の傾向として、栗山や、G.G.佐藤のように、調子のよかった前年の勢いで、オープン戦首位打者になると、期待以上の成績は残せていない。一方、前年不振にあえいだ選手が、オープン戦で力を発揮すると、シーズンに入っても期待できそうだ。2019年は、どんな選手が首位打者を獲得し、シーズンの活躍につなげるのか注目だ。