過去10年間のオープン戦首位打者は? 活躍できるかどうかは前年次第
オープン戦が本格的に始まり、選手たちはいよいよ開幕に向けての最終調整に入る。新入団選手や再起をかける選手が注目を集める中、「オープン戦首位打者」の行方にも目が離せない。今回は、過去10年のオープン戦首位打者をシーズン成績と合わせて振り返る。
2019/03/07
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2015年 秋山翔吾(西武)
オープン戦打率.459
2014年:131試合、打率.259、123安打、4本塁打、47打点
2015年:143試合(↑)、打率.359(↑)、216安打(↑)、14本塁打(↑)、55打点(↑)
秋山は、2013年に打率.270、152安打、13本塁打、58打点、13盗塁と1軍の舞台でも各項目でバランスよく成績を残す充実したシーズンを送った。だが、翌14年は、すべての項目で前年を下回る苦しい結果に。
再起をかけて臨んだ15年は、オープン戦から打率.459と圧倒的な数字で首位打者に躍り出た。2位のオリックス・安達が打率.364だったことからも傑出度がうかがえる。そして、シーズンに入ってもハイペースで安打を積み重ね、NPB新記録となるシーズン216安打をマーク。打率も前年より1割良化させた。
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