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ドラ7新人の西野真弘、得点圏打率.474 オリのラッキーボーイが奇跡を起こす?【どら増田のオリ熱コラム #36】

オリックス、昨年ドラフト7位で入団した西野真弘が躍動している。チームは最下位と苦しんでいるが、西野の全力プレーにファンの人気も急騰中だ。

2015/05/19

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大きなアピールになった松井裕樹からの一打

「自分はまだチャンスをもらえてる立場なんで」

 開幕一軍を果たし、怪我人続出により、スタメンでの出場が続いているオリックスのドラフト7位ルーキー西野真弘は、先週10日に京セラドームでの2度目となるヒーローインタビューで謙遜しながらこう語った。

 この日から19日までピッチャーの左右関係なく先発出場を継続中。17日の日本ハム戦では今季初のトップバッターに選ばれ、オリックスが苦手な上沢から初回にツーベースヒットを放った。

「やっぱ西野はスゲェわ」

 そんな声がファンから続出したのが、12日の楽天戦、1点ビハインドで迎えた最終回、ツーアウト一塁の場面での松井裕樹との対戦だ。

 今季の松井は得意のスライダーを武器に失点を許しておらず、この日の京セラドームでも「楽天は9回までに捕まえないとヤバイ」というような重い空気が流れていた。松井と全く合わない糸井が空振り三振に倒れツーアウトになると西野の登場曲『Dragon Night』が流れる。最近では音に合わせてメガホンを叩くファンも増えてきた。

 西野と松井の初対決。西野は初球144キロのストレートと、2球目127キロのカーブをそれぞれ見送り、いきなり0-2に追い込まれる。
 続く3球目のスライダーは外れてボール、4球目のストレートと5球目のスライダーはバットに当ててファールで逃れる。

 そして松井が三振を狙って投じた6球目、124キロのスライダーを「余裕を持って」見送ると、7球目に3球続けて投じたスライダーをとらえ、ショートの頭上を越えるレフト前ヒットを放った。

 続く中島が倒れて試合には敗れたものの、バッティングセンスを感じさせた最終回の西野の一打だった。

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