昨季はグラシアル獲得の大仕事。ソフトバンクを支える敏腕スカウトの次なる目標とは?【インタビュー】
常勝軍団の福岡ソフトバンクホークス。その強さを支えているのが外国人選手のスカウティングにある。昨年2月には、ユリスベル・グラシアル内野手が入団。少ないチャンスをものにして、数字以上のインパクトを残した。ほかにもスアレス、デスパイネらの獲得に尽力した萩原健太中南米担当スカウトに話を聞いた。(取材・文:高橋康光)
2019/04/12
結果を出すことで「道を作ることもできると思っている」
新たな逸材を求める萩原スカウトの中南米行脚が今年も始まった。
日本の野球ファンの目に届かないところで活動している萩原スカウトは「プロ選手経験のない自分を起用してくれた球団には本当に感謝しています。自分が獲得した選手が活躍してチームが優勝してくれれば言うことないですね。そして、私が結果を出すことで、私のような境遇の人に道を作ることもできると思っているので、何とかして結果を残そうと常に心がけています」と自身を支える思いについてそう語ってくれた。
日本で熱戦が繰り広げられている裏で、今日も萩原スカウトは中南米のどこかでまだ見ぬ逸材を求めて歩いている。一人でも多くの野球ファンにその活動を知ってもらいたいと切に思っている。