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NPB、平成最高の新人王は? “怪物”は高卒1年目で最多勝、青木宣親は衝撃の200安打

2019/04/25

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野手

 新人王を獲得した野手の中で最もインパクトを残したのは、200安打を記録した青木宣親だろう。イチローが1994年に記録したものの、そのほかの選手は足を踏み入れたことのない異次元の領域に、大卒2年目の新人が到達したのだ。試合数増加の背景もあり、青木の達成を皮切りにほかの選手も後に続いた。
 
 金城龍彦は、打率.346をマークして首位打者、赤星憲広は39盗塁で盗塁王のタイトルをそれぞれ受賞。長野久義は、オールラウンドな実力を発揮し、翌11年の首位打者、12年の最多安打へとつなげた。
 
 野手では、外野手の受賞が目立つ中、2017年は史上初のセ・パともに遊撃手が選出。源田壮亮は、新人安打記録歴代2位の155安打(京田陽太は4位の149安打)に加え、遊撃手として全試合フルイニング出場を果たした。
 
 また、新人王獲得には至らなかったものの1998年の高橋由伸は打率.300、19本塁打、75打点とハイレベルな成績を残している。
 
 
▽主な新人王野手の成績
 
金城龍彦(2000年、セ・高卒社会人2年目、外野手)
110試合、打率.346、145安打、3本塁打、36打点、8盗塁、OPS.827
〇首位打者
 
赤星憲広(2001年、セ・大卒社会人1年目、外野手)
128試合、打率.292、128安打、1本塁打、23打点、39盗塁、OPS.710
〇盗塁王 〇ゴールデングラブ賞
 
青木宣親(2005年、セ・大卒2年目、外野手)
144試合、打率.344、202安打、3本塁打、28打点、29盗塁、OPS.803
〇首位打者 〇最多安打 〇ベストナイン
 
長野久義(2010年、セ・大卒社会人1年目、外野手)
128試合、打率.288、124安打、19本塁打、52打点、12盗塁、OPS.821
 
源田壮亮(2017年、パ・大卒社会人1年目、遊撃手)
143試合、打率.270、155安打、3本塁打、57打点、37盗塁、OPS.668
〇全試合フルイニング出場 〇新人安打記録歴代2位(2リーグ制以降)

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