過酷日程でカギ握る投手力 先発充実のソフトバンク、交流戦の強さは健在?
今季から、交流戦のレギュレーションが大きく変更となった。注目は試合日程だ。今季は6連戦が3週間続く。先発もしっかり6枚必要になってくる。2軍を含めてどう投手陣を整備できるかは、交流戦を戦う上で大きなポイントの一つだ。
2015/05/24
日程変更で、投手力が重要に
今年も交流戦の季節がやってきた。これまでの優勝回数は4回。「交流戦に強いソフトバンク」として2008年、09年、11年、13年に頂点に立った。ルールが改正された今年の交流戦、どんな戦いが待っているのだろうか――。
11回目を迎える日本生命セ・パ交流戦。2015年の主な変更点をおさらいしておこう。
●1カード3連戦。日程は6連戦×3週間
●「優勝」という形式はなくなり「最高勝率」を争う(賞金500万円)
●通算勝利数で勝ち越したリーグの6チームに賞金が与えられる
1位1000万円、2位500万円、3位400万円、4位300万円、5位200万円、6位100万円
この変更点がどのような影響を与えるのかはまだわからないが、昨年までの交流戦期間中は日程がゆるやかで、長くても4連戦が最長だった。そのため、先発ローテーションが変則的になり、6枚揃っていなくても回せる。すなわち、先発陣の枚数が少なくてもやりくりはできていたというわけだ。しかし、今年は6連戦×3週間、今行われている通常のリーグ戦も合わせると6連戦が4週も続くことになる。
ここ数試合の先発ローテは大隣憲司、中田賢一、武田翔太、攝津正、スタンリッジ、寺原隼人だった。開幕当初からすると、東浜巨と寺原が入れ換わった形になる。5月23日時点で2位につけているソフトバンク。
一時は首位に立つも、圧倒的な強さを見せ続けられているわけではない。ここまで完封勝利は2試合。5月に入ってからは0である。