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過酷日程でカギ握る投手力 先発充実のソフトバンク、交流戦の強さは健在?

今季から、交流戦のレギュレーションが大きく変更となった。注目は試合日程だ。今季は6連戦が3週間続く。先発もしっかり6枚必要になってくる。2軍を含めてどう投手陣を整備できるかは、交流戦を戦う上で大きなポイントの一つだ。

2015/05/24

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昨年の交流戦で大暴れした、李大浩の状態が気がかり

 連戦続きの日程を考えると、ファームで調整を続ける投手陣にも登板のチャンスが巡ってくるかもしれない。1軍でも実績のある豪華な投手陣がソフトバンク2軍には溢れているのだ。岩嵜翔、山田大樹、千賀滉大、帆足和幸に新外国人のバンデンハーク。東浜も再昇格を狙っている。

 連戦続きはしんどいが、投手陣に関して言えば備えは厚い。

 昨年の交流戦は巨人との優勝争いが最終戦となる直接対決にまでもつれ込んだ。惜しくも敗れ、優勝を逃したソフトバンク。全体の打撃成績を見ると、打率、打点、本塁打のトップ3に李大浩が名を連ねていた。打率.370(3位)、打点21(1位)、本塁打6(3位)でチームを牽引してきたことがわかる。今年もこの男に暴れてもらいたかったのだが……。
 5月22日の日本ハム戦で、腰の張りを訴え途中交代。翌日も欠場した。連続安打試合は17でストップ。登録抹消とはなっていないが、好調だった5番打者を欠き、リズムを乱さないが気になるところだ。

 先日行われた開幕記者会見には、ソフトバンクを代表して柳田悠岐が出席した。広島出身・広島育ちのギータは「対戦したい選手は広島の黒田博樹投手」と、子どもの頃からファンだった黒田の名前を挙げた。オープン戦での対戦成績は三振、二ゴロ、中安打。ローテが崩れなければ、対戦は実現しそうだ。男気溢れるピッチングvs球界屈指のフルスイング。想像するだけで興奮してしまう対決が楽しみでならない。

「リーグ対抗」となった今年の交流戦だが、セリーグとの戦いは新鮮で見ものではある。しかし、その先のリーグ戦再開時を見据えて、最高勝率を目指してもらいたい。

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