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10割盗塁王、70盗塁、15三塁打…NPB、2019年に期待したい記録<スピード部門>

プロ野球は阪神タイガースやヤクルトスワローズが40試合を消化。各球団、新戦力や急成長した若手などを見出しながら戦い方を模索し、今年のチームを作っている。今回から3回に分けて、2019年の達成に期待したい記録を紹介する。第1回目は、スピード部門だ。

2019/05/15

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シーズン70盗塁

 西武の金子侑司が盗塁王ダービーのトップをひた走っている。打撃不振で、5月9日から3日間スタメンを外れたものの、そのほかすべての試合で1番打者を務め、37試合消化時点で17盗塁をマーク。143試合に換算すると、シーズン65盗塁ペースで、2011年の本多雄一氏(現ソフトバンク内野守備走塁コーチ)以来となるシーズン60盗塁、さらには1985年の高橋慶彦氏(当時広島)以来となるシーズン70盗塁も視野に入ってくる。
 
 また、特筆すべきは、成功率の高さで、ここまで17盗塁を決め、失敗はわずかに2。率と数を両立させながら、2016年以来となる盗塁王へ向け邁進する。

15三塁打

 NPBのシーズン三塁打記録は18本。昨季はソフトバンクの上林誠知が、歴代4位タイとなる14本を放った。しかし、期待の上林は10日に、右手甲に受けた死球で骨折し、登録抹消となっている。
 
 14日時点で、最多三塁打の選手は、セ・リーグが野間、パ・リーグが西川とどちらもパンチ力を兼ね備えた快足の持ち主。それぞれここまで4本ずつの三塁打を放っており、シーズン15本ペースとなっている。15本に到達すれば、1953年のレインズ(阪急ブレーブス)以来の快挙。平成の時代にも達成者が出なかった15三塁打を、令和最初のシーズンで見ることができるだろうか。

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