現役引退の上原浩治がMLBで残した足跡を振り返る 2013年にWHIPでMLB記録、ワールドシリーズ胴上げ投手も経験
2019/05/20
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カブス時代とMLBでの全成績まとめ
キャリアで初めてナショナル・リーグに在籍することとなった上原は、開幕から6試合連続で無失点。4月、5月は防御率3点台半ばをキープした。6月は8試合でわずか1失点と目覚ましい活躍を見せ、前半戦は33試合登板で防御率2.73と安定した成績を残した。しかし後半戦16試合で防御率6.75と数字を落とし、シーズン通算では49試合登板、防御率3.98、14ホールド2セーブ、奪三振50、与四球12。MLB初年度以来となるWHIP1以上、キャリア最低の防御率と成績は振るわず、オフには古巣読売ジャイアンツへの復帰を決めた。
MLBでの通算成績は9年間で436試合登板。22勝26敗81ホールド95セーブ、奪三振572、与四球78で防御率2.66、WHIPは0.89だった。球速は最速でも140キロ半ばながら、抜群の制球力と複数の変化をするスプリットを武器にMLBで大活躍を見せた上原。MLBやレッドソックスの公式SNSでも別れを惜しむ投稿が更新され、たくさんのファンが上原の活躍を称えている。
上原は自身のツイッターを更新。「皆さん、お疲れ様です!今朝の新聞の通り、今日で引退となります。長い間、応援ありがとうございました。まだ心の中、頭の中がごちゃごちゃしてますので、とりあえずはご報告まで…」とつづった。