60本塁打、150打点、150四球…NPB、2019年に期待したい記録<スラッガー部門>
プロ野球は12球団すべてが40試合を消化。各球団、新戦力や急成長した若手などを見出しながら戦い方を模索し、今年のチームを作っている。全3回に分けて、2019年の達成に期待したい記録を紹介する。第2回目は、スラッガー部門だ。
2019/05/23
150四球
昨季、広島東洋カープの丸佳浩(現巨人)が歴代4位タイとなる130四球をマーク。もともと選球眼に長けている打者であった上に、昨季は本塁打を量産したことで勝負を避けられるケースが増えた。途中離脱もあり125試合の出場だったため、1試合に1個を超える異常なペースだった。
一方、シーズン四球記録のトップ3は王貞治氏が独占。トップ20のうち13枠を王氏が占めており、シーズン100四球を16度記録するなど異次元の数字を残している。そんな王氏が持つシーズン四球数のNPB記録は158個(130試合)。今季は、その数字に迫ろうかというペースで四球を積み重ねている選手がいる。
東京ヤクルトスワローズ山田哲人である。山田哲は、46試合消化時点(45試合出場)で、すでに51四球をマーク。143試合で換算すると王氏の記録に並ぶ158個という驚異的なペースだ。王氏の頃とは試合数も時代も異なるが、2015年に秋山翔吾(西武)が143試合を目いっぱい使って216安打を放ったように、山田哲も四球数でNPB史に名を刻めるか注目だ。
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