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ソフトバンク入団のMLBドラ1・スチュワートが入団会見! 米メディアも『普通ではないルート』と注目して報道

2019/05/31

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 福岡ソフトバンクホークスに入団を決めたカーター・スチュワート・ジュニア投手がロサンゼルスで会見。同球団取締役GMの三笠杉彦氏、代理人のスコット・ボラス氏も同席し、日本での活躍に向けた意気込みを語った。米メディア『CDAプレス』は30日(日本時間31日)、『普通ではないルート』と題した記事を発表してこの会見について伝えた。
 
 スチュワートは昨年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから1位指名(全体8位)を受けた逸材で、160キロ近いストレートを武器にアマチュア球界を席巻した19歳の右腕。健康面の問題からプロ入りしておらず、今後マイナー契約から這い上がるよりも、ソフトバンクの環境でキャリアを積むことを選択した。契約内容は6年総額700万ドル(約7億7000万円)の基本年俸額に加え、出来高で13億円を超える可能性も出てくるという。
 
 そんなスチュワートは同日ロサンゼルスで記者会見に姿を見せ、ソフトバンク取締役GMの三笠氏、代理人のボラス氏とともに日本球界への参戦を前に報道陣とのやり取りを行った。同メディアによればスチュワートは会見で、日本でプレーするという決断について、「話せば話すほど、素晴らしいアイディアだと思う」とし、さらに「若いアマチュアの選手たちが、これまでと異なる道を選べるような新しい機会を作りたいと強く願っている」とコメントした。
 
 また、スチュワートとその家族は既に来日したことあがり、福岡の街やソフトバンクの施設を見学したという。19歳という若さで異国に渡るため、球団は環境面でのサポートも万全に整える方向だ。
 
 代理人を務めるボラス氏は、従来のアメリカの慣習から外れているが、日本行きはより良い選択肢であることを強調。「この契約はアメリカの若手有望株にとって、日本が活躍の場となる時代の始まりになる」とした。
 
 さらに、「今後は多くの若手が日本や韓国球界でキャリアを始めることになる」と語り、可能性が広がることを力説したボラス氏。多数の日本人や韓国人の投手がMLBでも活躍できるという背景を踏まえ、新たなトレンドの到来を予言。今後は日本のアマチュア球界だけでなく、アメリカやその他の野球界にも目を向けていく必要がありそうだ。
 
 取締役GMの三笠氏は、どんな国から来た選手でも育て上げる自信があると語り、定評のあるソフトバンクの若手育成システムがさらに注目を集めることとなる。
 
 今シーズンは日本で調整を進め、ファームで経験を積んでいく方針のスチュワート。怪物が一軍の舞台を踏むのは来季になりそうだ。

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