五十嵐、森福、岩嵜……パリーグ優勝へ不可欠なホークス中継ぎ陣の復調
10月に入ったが、いまだパリーグは優勝が決まっていない。一時はホークスの優勝も秒読み段階に入ったが、まさかの急失速。しかし、オリックスも決め手に欠き、逆マジックを点灯させるも、すぐに消滅した。ホークス優勝に向けてのポイント、それは中継ぎ陣の復調にある。
2014/09/29
シーズン終盤に来て、今季一番の不調の波が押し寄せるソフトバンク
9月のパ・リーグ月間成績はBクラスの3チームが上位を占め、Aクラスの3チームが下位に沈む「逆転現象」が起きた。
首位のソフトバンクは9月3日から4連勝し優勝までカウントダウンに入ったかに思われたが、マジック点灯まであと1勝という試合でたびたび勝てず、9月17日から4連敗、9月23日から5連敗(継続中)と大型連敗を2度も喫し、9月25日には自力優勝が消滅。
一時は2位のオリックスのマジック点灯を許してしまった。
それでもオリックスもここ一番で勝ちきれず、直接対決残り1試合を残して首位におり、数字的にはなんとか優位に立ってる。
シーズン序盤から好調をキープしてきたソフトバンクにとって、月間負け越しは9月が初、失点が得点を上回るのも今季初のことだった。
月間チーム打率は9月よりも5月のほうが2厘低かったが、この月は月間チーム防御率が2.68と最も良く投手陣の頑張りで4つも貯金を作った。
対して9月は月間チーム防御率が4点台を越えている。6月にもチーム防御率4点台があったが、このときは月間チーム打率が3割超と最も高く、うまい具合に投打がそれぞれの不調をカバーしてきた。
シーズン最終盤にきて、今季一番の不調の波が押し寄せてきたといえそうだ。