日本ハム・吉田輝星がプロ初登板初勝利 ダルビッシュ、田中、前田ら高卒ドラ1投手の1年目を振り返る
2019/06/13
フル回転した甲子園優勝投手たち
本人の実力はもちろんのこと、チーム事情や育成方針から、1年目からバリバリ1軍でプレーする選手もいる。
松坂大輔(現中日)は、16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得。田中将大(現ヤンキース)は、楽天が参入後3シーズン目に加入し、エース級の活躍でチームを支えた。藤浪晋太郎(阪神)は、8月の月間MVPを受賞するなど大活躍をみせたが、球数制限などチーム方針によって規定投球回には達しなかった。
・松坂大輔(西武)
25試合180回、16勝5敗、6完投、2完封、151奪三振、防御率2.60
・田中将大(楽天)
28試合186回1/3、11勝7敗、4完投、1完封、196奪三振、防護率3.82
・藤浪晋太郎(阪神)
24試合137回2/3、10勝6敗、126奪三振、防御率2.75
1年目はファームで
一方で、1年目は1軍登板せず、ファームで基礎を固めた選手も多い。
いまメジャーで活躍している前田健太(現ドジャース)は、1年目はファームで20試合に登板し、着実に実力をつけた。2年目には1軍で、投球回を抑えながらも(109回2/3)9勝2敗と大きく飛躍。3年目以降は200回前後を投げるローテーションの柱へと成長した。
また、菊池雄星(現マリナーズ)は、左肩痛のリハビリに1年目を費やし、登板はファームでの2試合にとどまったが、2年目には1軍で2完投をマークするなど、頭角を現しエースへの階段を上っていった。
・前田健太(広島)
一軍登板なし
ファーム成績:20試合103回2/3、5勝8敗、54奪三振、防御率3.99
・菊池雄星(西武)
一軍登板なし
ファーム成績:2試合8回、1勝1敗、2奪三振、防御率0.00