交流戦ではパが圧倒も…セの方が人気?平均入場者数で大差 試合時間は両リーグに差なし NPB発表
2019/06/29
交流戦はソフトバンクV、パの58勝46敗4分
NPBは28日、交流戦ならびに開幕から交流戦終了時までのセントラル・リーグ、パシフィック・リーグの入場者数、平均試合時間を発表した。
プロ野球は25日に「日本生命セ・パ交流戦」の全日程が終了し、オールスターゲームを7月に控えながらシーズンの半分を消化しようとしている。そこで、NPBでは公式ホームページでは交流戦終了時(27日現在)までの両リーグの入場者数、平均試合時間を前年比とともに発表している。
まず交流戦の入場者数は、セ・リーグ主催試合分が190万8111人(1試合平均 3万5335人)で前年比10.2%増。一方、パ・リーグ主催試合分が145万1735人(1試合平均 2万6884人)で同5.0%減となり、合計では335万9846人(1試合平均3万1110人)で同3.1%増だったことが分かった。
また、交流戦終了時までの入場者数は、セ・リーグ1試合平均が3万4547人(前年同時期比 5.3%増)だったのに対し、パ・リーグ1試合平均が2万6523人(同 0.5%減)で、セ・リーグが8000人以上多かった。
今年の交流戦は、福岡ソフトバンクホークスが8度目の優勝を飾るとともにパ・リーグが58勝、セ・リーグが46勝(4分け)でパ・リーグが勝利数で大きく上回った。それに伴い、パ・リーグ球団がセ・リーグの本拠地で勝利を収める試合も多かったことがセ・リーグ主催試合の入場者数に影響していると思われる。それでも、交流戦と交流戦を含めたシーズンの入場者数でパ・リーグが減少していることは今後の課題になるだろう。
そして平均試合時間は、9回で終了した試合はセ・リーグが3時間14分、パ・リーグが3時間16分、全試合平均はセ・リーグが3時間19分、パ・リーグが3時間22分。中には延長戦で4時間を超えるロングゲームとなった試合があったものの、平均すると両リーグでの差はほとんどないことが分かった。