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新たなる出世番号に? 西野・バトラー、日米で躍動するオリの新旧「39」番

オリックスの新旧39番が目覚ましい活躍を見せている。新39番ルーキーの西野は俊足巧打でパリーグ新人王の筆頭候補に。旧39番ジョーイ・バトラーもレイズで主力の故障者をきっかけにレギュラーを獲得。安定した打撃を見せている。

2015/05/31

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期待外れに終わった助っ人がメジャーに戻って大活躍

 西野の初安打に遅れること約20日、現地5月3日に昨年のオリックスの背番号39番ジョーイ・バトラーがタンパベイ・レイズでメジャー昇格を果たした。

 昨年5月途中に来日するも.231と結果を残せず出場機会はわずか21試合。ファンからの印象も流し打ちばっかりしている変わった助っ人というぐらいのものだった。
 そんなバトラーも中堅手ジェニングスの故障で昇格し、レフト(またはDH)のポジションを与えられるとこれが予想外の大当たり。スタメン2日目にはボストンのグリーンモンスター越えでメジャー初本塁打を飾った。その後先発出場した15試合中12試合でヒットを打つ安定した活躍で打率.311、OPS.829を記録。チームOPSでリーグワースト3位と低迷するレイズ打線の中で存在感を放っている。

 当初現地メディアからは代打もしくは左投手用の外野手として見られていたバトラーだったが、レイズのケビン・キャッシュ監督は昇格してすぐに対右投手であってもバトラーに出番を与えていくことを明言した。

 37歳と若いキャッシュ監督は、2011年にレンジャース傘下3Aで1年だけバトラーとともにプレーした経験がある。その時、右左問わず打ちまくっていたバトラーのイメージが現在の起用法につながっているのではないだろうか。バトラー本人もここまで対右投手打率.342と監督の期待に十分に応えている。ポジションの違いやチーム事情を考えれば、ジェニングス復帰後も一定の出番を与えられる可能性は大いにある。

 これまでのオリックスの39番といえば成績を残したのは21年間のキャリアを持つキャッチャーの中沢伸二ぐらいしかいなかった。気の早い話ではあるが、西野そしてバトラー、日米でチームを支える2人の活躍で数年後には「39」番がオリックスの新たな出世番号になるかもしれない。

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