今季を象徴する接戦の弱さ オリ、借金15で自力V消滅【どら増田のオリ熱コラム#39】
交流戦開幕カードのDeNA戦を敵地で2勝1敗と勝ち越し、復調の兆しが見えたかに思えたオリックスだったが、続く本拠地京セラドーム大阪での広島戦でまさかの3連敗を喫した。チームは自力優勝も消滅した。
2015/06/01
接戦をものにできないチーム状況
「今年はしのぎ合いをしのぎ切れていない。そこを修正していきたい」
30日の広島戦の試合後、囲み取材で森脇監督は今年のチーム状況をこう分析した。しかし翌31日も、1点差ゲームのしのぎ合いを制することができなかった。
「1点差の試合を勝つには心身ともに充実していないと一つのミスが致命傷になる」
31日の試合後に出たコメントだ。
今季のオリックスは5月だけで1点差ゲームを7試合も落としている。広島戦では30日にバッテリーミスから最終回に勝ち越しを許し、31日は駿太の記録には残らない判断ミスでシアーホルツに同点のタイムリースリーベースを許し、好投していた西の白星を消してしまった。
今季、オリックスは3連敗以上を7回(5月31日現在)も記録。
勝てる試合をことごとく落としているようでは、浮上できるはずがない。
ちなみに、オリックスのここまでの月別成績は以下の通りだ。
3月 0勝4敗
4月 10勝13敗1分
5月 9勝17敗
19勝34敗1分 借金15
開幕前の期待値が高すぎがゆえに、この数字はチームだけではなく、ファンの心にもエグい角度で突き刺さっている。
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