巨人と西武は75%超、DeNAと楽天は60%未満も…各球団の盗塁成功率は? 山田哲人は100%継続中
2019/07/26
100%は山田哲人と釜元豪。両リーグトップ30盗塁の金子侑司も8割超
選手個人に焦点を当てると、セ・リーグでは7選手、パ・リーグでは12選手が10盗塁以上を記録(24日時点)。セ・リーグの最多は大島洋平(中日ドラゴンズ)の23盗塁、パ・リーグは金子侑司(西武)の30盗塁となっている。
だが、成功率をみると、東京ヤクルトスワローズの山田哲人が他選手を圧倒。21回盗塁を試みて、そのすべてを成功。長打も魅力の選手だが、今季81個の四球を選ぶなど出塁率も.416と高く、相手投手にとってこれほど逃げ場のない選手はいないだろう。
パ・リーグでは、育成出身8年目の釜元豪(福岡ソフトバンクホークス)が10回すべてを成功。30盗塁の金子侑も83.3%と高い数字を誇る。成功率80%以上の選手が5人、70%以上が9人と、DH制による野手の出場機会を差し引いても、数・率ともにセ・リーグと比べて優秀だといえる。
また阪神タイガースのルーキー近本光司や、横浜DeNAベイスターズ2年目の神里和毅、オリックス・バファローズ2年目の福田周平らは成功率こそ低いが、積極的に数を重ねることで確率は自ずと向上していくはずだ。若手の積極的なプレーはチームにも勢いを与えるだろう。
10盗塁以上の選手の成功率順位は以下の通り。
<セ・リーグ>
山田 哲人(ヤクルト) 100%(21/21盗塁)
野間 峻祥(広島) 83.3%(10/12盗塁)
大島 洋平(中日) 76.7%(23/30盗塁)
京田 陽太(中日) 72.2%(13/18盗塁)
近本 光司(阪神) 64.5%(20/31盗塁)
鈴木 誠也(広島) 61.9%(13/21盗塁)
神里 和毅(DeNA) 52.6%(10/19盗塁)
<パ・リーグ>
釜元 豪(ソフトバンク) 100%(10/10盗塁)
周東 佑京(ソフトバンク) 85%(17/20盗塁)
外崎 修汰(西武) 84.2%(16/19盗塁)
金子 侑司(西武) 83.3%(30/36盗塁)
荻野 貴司(ロッテ) 81.8%(18/22盗塁)
中島 卓也(日本ハム) 76.9%(10/13盗塁)
西川 遥輝(日本ハム) 75%(15/20盗塁)
源田 壮亮(西武) 73.3%(22/30盗塁)
中村 奨吾(ロッテ) 71.4%(10/14盗塁)
福田 周平(オリックス) 69%(20/29盗塁)
木村 文紀(西武) 66.7%(10/15盗塁)
大城 滉二(オリックス) 52.6%(11/21盗塁)