ヤンキース、右腕セベリーノにサプライズ復帰案 救援投手として復活で“10月の男”にも期待
2019/07/27
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今季は登板なし、リハビリ続く
右肩の故障で長期離脱しているニューヨーク・ヤンキースのルイス・セベリーノ投手に、リリーフ投手としての復帰案が取り上げられた。米メディア『JOMBOY Media』が25日(日本時間26日)、伝えている。
強力打線と磐石なブルペン陣でシーズンを勝ち進めてきたヤンキース。ポストシーズン進出はほぼ確実となっており、序盤の怪我人続出の事態も跳ね除け、ここまでは最高のシーズンを送っている。
しかしエース右腕のセベリーノにとって、今季は試練の1年となっている。開幕前は開幕投手が内定していたが、右肩の炎症で大役を回避。以降も肩の故障に悩まされ、リハビリを続ける日々となっている。
今季はまだ登板なしと悔しい状況にいるセベリーノ。だが、復帰に向けてある驚きの案があるようだ。同メディアによると、それはセベリーノが本来の先発投手としてではなく、リリーフ投手としてシーズン終盤に復帰するといったものだ。
メジャー昇格後は2016年にリリーフとして11試合に登板した経験があるセベリーノ。先発より投げるイニングが少ないリリーフであれば、連投やタイトな登板間隔でない限り身体への負担は軽減される。
また、先発投手がリリーフに回った例としては2015年のアダム・ウェインライト投手(セントルイス・カージナルス)のケースがある。当時カージナルスのエースだったウェインライトだが、4月末に左アキレス腱を断裂。シーズン中の復帰は絶望に。しかし9月末にリリーフ投手として復帰すると、ポストシーズンでもブルペン陣の一員として活躍した。
ただし、セベリーノの正確な復帰時期はまだ未定となっており、若き25歳のエース復帰を球団が急がせない方針をとる可能性もある。だが、ポストシーズンでの総力戦でセベリーノが本来の力をリリーフで発揮できるならば、これ以上に頼もしい存在はないだろう。
ヤンキースは25日(同26日)、田中将大投手が12失点の大乱調を見せるなど、ここにきて先発陣の不安が目立ってきた。トレードでエース級獲得の可能性もあるが、シーズン終盤には従来のエースであるセベリーノがリリーフエースとなって先発陣を助ける展開もあるかもしれない。