NPB、審判の技術向上へ「トラックマン」と契約締結 投球コースなど詳細データを活用
2019/08/03
NPB(日本野球機構)は2日、「トラックマン A/S(本社デンマーク)」と、審判員の技術向上に向けた取り組みに関する契約を締結したことを発表した。
「トラックマン」は、デンマークの「TRACKMAN」社が開発したゴルフの弾道を計測器。野球への導入では、投球の球速や回転数をはじめ、ストライク・ボールゾーンのコースなどが詳細なデータとして表れる他、打撃でも打球速度や飛距離など、走塁でも走者の最高速度などあらゆるデータを計測でき、NPBのほとんどの球団が導入して試合に活用している。
NPB公式サイトによれば、「プロ野球各球場に設置されたトラックマンにて取得されたデータを活用することにより、審判員技術向上に取り組む」としており、リクエストなどのビデオ判定の導入に続いて、最新システムによる審判の技術向上を通じてプロ野球界がさらに盛り上がっていくことが期待される。