星稜の奥川恭伸が菊池雄星、今宮健太らに並ぶ154キロをマーク。甲子園史上最速は?【全国高校野球】
2019/08/13
第101回全国高校野球選手権大会が13日に第8日を迎え、第2試合では星稜(石川)の奥川恭伸(3年)が、立命館宇治(京都)相手に自身最速となる154キロをマークした。
全国高校野球では、2004年(平成16年)の第76回春の選抜から導入されたスピードガン。電光掲示板に150キロを超える数字が表示されると球場がざわめく光景は、すっかり馴染みのものとなっている。
スピードガン球場表示導入以降の最高速度は、2007年に仙台育英の佐藤由規(現東北楽天ゴールデンイーグルスに登録名「由規」で在籍)が智弁学園を相手にマークした155キロ。その6年後の2013年には、済美の安樂智大(現楽天)も三重戦で155キロを出して並んでいる。
今回、奥川が記録したのは、甲子園最速に肉薄する154キロ。これまでには、花巻東の菊池雄星(現シアトル・マリナーズ)と明豊の今宮健太(現福岡ソフトバンクホークス)が2009年に記録した。
立命館宇治(京都)戦後には、球速については「指にかかったボールではない」と、まだまだ本領発揮とはいかない様子を窺わせた奥川。154キロで「まだまだ」と言うのだから、その実力はまだまだ底が知れない。
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部