交流戦第2週、パは2週連続で柳田悠岐(ソフトバンク)、セはマイコラス(巨人)【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第10週(6/1-6/7)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表する。2カード6試合ごとで今回は、6月1日から7日までの集計とする。
2015/06/08
オリックス・金子が今季初勝利
今度は投手成績だ。
PR(Pitching Run)順。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る指標となる。
投手同様にパリーグから見ていく。
パリーグ防御率は前週の3.70から2.88と投高に振れた。
ソフトバンクの武田翔太は今週唯一の完封。復帰3戦目の金子千尋は7回自責点0で今季初勝利を挙げた。7番・投手で出場した大谷翔平は、7回1失点で負けがついたが11奪三振と好投した。大谷を含め、7回自責点1の投手が8人いた。
救援投手では、日本ハムの増井浩俊、ソフトバンクのサファテ、楽天の松井裕樹が2セーブ、楽天の福山博之と青山浩二が3ホールドを記録した。
巨人・マイコラスが来日初勝利
続いてセリーグだ。
平均防御率は4.19から3.45とこちらも投高に振れた。
巨人のマイコラスが来日初勝利を初完封で飾った。不振だったメッセンジャーが8回零封と復活。
藤浪晋太郎は3日のロッテ戦で6回2/3を投げて6失点したが、失策が絡んだため自責点は0。
最多奪三振は13個の広島の大瀬良大地、しかし投球内容は今一つで負けが大きく先行している。
救援投手は、阪神の呉昇桓が1勝3セーブ、救援失敗が1つ。同じく阪神の福原忍が3ホールド。
先発投手のMVP。パはソフトバンクの武田翔太。セは巨人のマイコラス。
救援投手は、パは3ホールド無失点の楽天の福山。セは、こちらも3ホールド無失点の阪神の福原としたい。
投打の総合MVP、パリーグは、前週に続き、圧倒的な打撃でチームを引っ張ったソフトバンクの柳田。開幕週にもMVPになっているので通算3度目だ。セリーグは故障者が多い巨人投手陣にあって、先発の一角として実力を発揮しはじめたマイコラスとする。
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