チームとファンの熱をシンクロ。DeNA公式動画に込めた願い
横浜DeNAベイスターズの公式動画はファンのみならずプロ野球界でも評判が高い。制作に携わる担当者は動画にどのような思いを込めているのだろうか。
2019/08/23
ファンと球団のハブに
前原さんは横浜市出身で、いつも身近にベイスターズを感じて生活をしてきた。前職はデザイナーをしており、2015年のオフに横浜DeNAベイスターズへ入社している。動機は地元横浜を盛り上げるベイスターズに感銘を受け、面白そうだなと思ったことだった。
想いは人を突き動かし、行動的にさせる。言うまでもなくクリエイティブにおいてその気持ちは作品に投影される。
「やりがいはすごくありますね。ありがたいことにベイスターズの動画はいいよねなど相対的に良い評価をいただいていますが、これもすべて優秀なクリエーターさんと組めているからで、本当に感謝しかありません。また、You TubeやSNSのコメントなどすべて目を通しているのですが、自分が育った横浜のことや球団の思いなどファンの方々に届いているんだとわかるとすごく嬉しいです。本当に、叱咤激励、いつもありがとうございます」
今後も冒頭で語ったように、ファンと球団のハブとなるべく、センスあふれる動画を製作していく。
「チームが持つ温度とファンの方々の温度をいかにシンクロさせていくか。僕としてはもっと“感じる”ことを大事にしていきたいですね」
現在チームはA.ラミレス監督の下、21年ぶりのリーグ優勝へと突き進んでいる。経験のない苦しい局面を迎えるだろうが、おそらく制作されるだろう動画がきっと選手やファンの気持ちをつなぎ、背中を強く押してくれるはずだ。
石塚隆
↓“不屈の生き様”を表現した『70th ANNIVERSARY CONCEPT MOVIE』はこちら
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