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4球団競合の根尾昂と小園海斗、記録ずくめの阪神・近本光司…ドラフト目前、2018年ドラ1の今季を振り返る

2019/10/07

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パ・リーグ

 パ・リーグは、福岡ソフトバンクホークスの甲斐野央投手が1軍で65試合に登板する活躍。吉田輝星投手(北海道日本ハムファイターズ)がプロ初勝利を挙げるなど、大器の片鱗を見せつけた。野手では、千葉ロッテマリーンズの藤原恭大外野手が高卒新人として球団史上54年ぶり3人目となる開幕スタメンに抜擢された。

<埼玉西武ライオンズ>
松本航投手(日本体育大)
 
ドラフトでは、リーグ覇者・西武に一本釣りされる形で入団した松本航。開幕こそ肺炎で出遅れたものの、5月に1軍に合流し、以降16試合に先発登板した。“山賊打線”の援護も受けて、7勝4敗と勝ち越し、チームのリーグ連覇に貢献した。
 
<福岡ソフトバンクホークス>
甲斐野央投手(東洋大)
 
甲斐野は、リリーフとして開幕1軍入りを果たすと、3月29日(対西武)のデビュー戦から13試合連続で無失点に抑えた。この記録は、新人投手としてNPB新記録となっている。また、守護神・森唯斗投手が離脱した際にはクローザーも務め、8セーブを挙げている。
 
<北海道日本ハムファイターズ>
吉田輝星投手(金足農高)
 
昨夏の甲子園では金農フィーバーを巻き起こした吉田輝。そのスター性はプロ入り後も変わらず、3月の春季教育リーグで対外試合に初登板した際には、鎌ヶ谷スタジアムで行われた教育リーグの試合で過去最多となる1306人を動員した。6月12日にはプロ初登板を5回1失点にまとめ、初勝利も挙げている。

<東北楽天ゴールデンイーグルス>
辰己涼介外野手(立命館大)
 
1年目からシーズンのほとんどを1軍で過ごした辰己。即戦力野手として、72安打、4本塁打を放った。また、チームトップの13盗塁を決めるなど、高い身体能力をみせつけ、多くの出場機会を得た。来季はさらにレベルアップして、定位置固定を目指す。
 
<千葉ロッテマリーンズ>
藤原恭大外野手(大阪桐蔭高)
 
ドラフト3球団競合の藤原は、高卒新人として球団史上54年ぶり3人目となる開幕スタメン入り。以降は2軍で82試合に出場するなど、プロとして基礎を身につけるシーズンとなった。走攻守にわたってポテンシャルは十分で、今季大ブレイクを果たした村上宗隆(ヤクルト)のように、来季以降の開花に期待がかかる。
 
<オリックス・バファローズ>
太田椋内野手(天理高)
 
太田は、3月の春季教育リーグで千賀滉大投手(ソフトバンク)から死球を受け、右腕を骨折。シーズンを大幅に出遅れるかたちとなったが、リハビリを重ね、ファームでは64試合に出場した。9月には1軍公式戦に出場も果たしている。
 
 
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