ヤフオクドームと相性の悪いオリックス。有利な数字が並ぶホークスが本拠地Vとなるか?
10月2日、ソフトバンク対オリックス戦は事実上の優勝決定戦となる。一つの参考として今季の直接対決の数字を紐解いてみた。数字上ではホークスに有利な数字が並んでいる。
2014/10/02
どちらも早めにリリーフ陣投入で、総力戦に
両チームの投手陣に共通しているのは12球団でも屈指のリリーフ陣だ。
9月以降、調子を落としてはいるが、ソフトバンクリリーフ陣の防御率は2.38でリーグトップ。ルーキーの森唯斗は57試合を投げ20ホールド。セットアッパーの五十嵐亮太は62試合に登板し43ホールド。クローザーのサファテは63試合に登板し37セーブ。3人で189回1/3を投げ、本塁打は森が村田修一(巨人)に打たれた1本だけ。
オリックスのリリーフ陣の防御率は2.52。佐藤達也がリーグトップタイの65試合に登板し40ホールド。クローザーの平野佳寿は60試合に登板し球団記録の39セーブ。
先日、34試合連続無失点のパ・リーグタイ記録を樹立した比嘉幹貴は60試合に登板し20ホールド。
馬原孝浩は54試合に登板し31ホールド。岸田護は53試合に登板し12ホールド。
防御率という点ではソフトバンクに劣るが、かけられる人数はオリックスのほうが豊富だ。
ソフトバンク野手陣との主な対戦成績を見ると、平野が柳田悠岐に4打数3安打、比嘉が内川聖一に6打数4安打と打ち込まれているのが気になる。
オリックスはあと2試合残しているとはいえ、両チームとも早めの継投や先発要員のリリーフ起用も予想される。秋山幸二、森脇浩司両監督の采配にも注目だ。
数字を中心に並べたが、数字などの予想をはるかに超えるプレーが飛び出すことも魅力のひとつである。2014年パ・リーグの優勝を占う決戦は18時プレーボール。