【ドラフト速報】星稜・奥川恭伸は3球団競合でヤクルトが交渉権獲得! 大船渡・佐々木朗希は4球団競合でロッテ
2019/10/17
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2019年プロ野球ドラフト会議は17日、東京都内で行われ、星稜高の奥川恭伸投手(3年)は、ヤクルトが交渉権を獲得。大船渡高の佐々木朗希投手(3年)はロッテが交渉権を獲得した。
今ドラフトの目玉の1人である奥川恭伸が、ヤクルト、阪神、巨人から1位指名を受け、3球団競合の末、ヤクルトが交渉権を獲得した。総合力では抜群の才能を誇る右腕はヤクルトで、球界のエースへの道が拓かれた。
一方で、奥川恭伸と同じく目玉の1人である大船渡高の佐々木朗希も争奪戦に。大谷翔平選手(エンゼルス)をも彷彿とさせる高校最速右腕は日本ハム、ロッテ、楽天、西武から1位指名を受け、4球団競合の末、ロッテが交渉権を獲得した。
複数球団1位指名の過去最多は、1989年の野茂英雄氏と1990年の小池秀郎氏が受けた8球団。一昨年の清宮幸太郎内野手(日本ハム)には1995年の福留孝介外野手(阪神)以来となる7球団が指名し競合した。
奥川恭伸は、今夏の選手権大会で好投し、智弁和歌山戦では延長14回を23奪三振と驚異的な投球を披露。最速154キロの速球と一級品の変化球、優れた制球力を駆使してチームを準優勝に導いた。投手としての完成度は既に群を抜いており、各球団から未来のエース候補として注目されている。
佐々木朗希は、4月に行われたU-18代表候補合宿で高校生史上最速となる163キロを計測。190cmの長身から繰り出される剛速球とキレのある変化球で奪三振の山を築き、そのポテンシャルはメジャーリーグのスカウトからも注目の的になっていた。