【日本シリーズ第3戦】ソフトバンク、3連勝で日本一王手 巨人は亀井善行の2発も空砲
2019/10/23
読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスによる「SMBC日本シリーズ2019」第3戦が22日、巨人の本拠地東京ドームで行われた。試合は、ソフトバンクが巨人を6-2で下し、シリーズ3連勝を飾った。
初回、巨人の先発・髙橋優貴は、右打者2人を凡打に打ち取り2死とすると、4番デスパイネに対しては、沈む球で空振り三振に仕留める上々の立ち上がり。するとその裏、1番・亀井善行がソフトバンク先発バンデンハークに対し、カウント2-2からの7球目、高めに浮いた速球を振りぬくと、打球は右中間スタンドへ飛び込み、巨人が1点を先制する。
一方のソフトバンクは、直後の2回、先頭のグラシアルがバックスクリーンへの一発を放ちすぐさま同点。さらに3回には、2死一、二塁のチャンスから、デスパイネの中前適時打で勝ち越し、先発・高橋をノックアウトした。
しかし巨人は3回裏、再び亀井がバンデンハークから2打席連続アーチを放って2-2の同点。試合は中盤戦へ差し掛かる。
試合が大きく動いたのは4回、巨人は3番手・戸郷翔征がマウンドに上がるも、1死一、二塁のピンチを招き、投手のバンデンハークを迎える。バントした打球が戸郷の前に転がると、すかさず三塁フォースアウトを狙ったが、送球が逸れてピンチを広げる結果となった。
戸郷は、1死満塁から代打・長谷川勇也に犠飛を打たれて勝ち越しを許すと、柳田へ押し出し四球、デスパイネには2点適時打を浴び、4失点で降板。ルーキーにとって苦いマウンドとなった。
一方その裏、巨人にもチャンスが訪れる。2死から、大城卓三の安打などで満塁のチャンス。打席には、代打・重信が立ったが、2球で追い込まれると、最後は変化球を振らされ、得点を挙げることができなかった。
5回以降は、両チームともリリーフが好投。ともに追加点を挙げることなく6-2でソフトバンクの勝利し、巨人は3連敗で後がなくなった。