交流戦第3週パは、高橋朋巳(西武)、セは大野雄大(中日) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第11週(6/8-6/16)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表するが、今回は、交流戦最終週で、月曜日・火曜日に行われた未消化試合があったため、6月8日から16日までの集計とする。
2015/06/17
DeNAが10連敗と苦しむ
交流戦最終週のNPB週間MVP。月、火曜日に行われた未消化試合2試合も含まれている。
まずはチーム成績から見てみる。
未消化試合も含めたため、セ・パともに7試合戦った球団が2つある。
今週は未消化の2試合以外はパのホームゲーム。結果はパの圧勝に終わった。
パはソフトバンクを除く5球団が勝ち越し。楽天は大きく勝ち越した。ロッテ、日本ハムも好調。セは勝ち越したチームはなし。DeNAは交流戦10連敗のまま終わったが、首位巨人も1勝5敗だったために、2位の座を保った。
リーグ防御率はパが3.16、セが4.04。前週に続きパの打者陣がセの投手陣を打ち込んだ。
楽天・松井がチームの勝ち越しに貢献
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
パリーグから見ていく。
パリーグは、ベテラン松井稼頭央が打率5割の大活躍。本塁打も2本記録し、5勝1敗と好調なチームの原動力となった。今日17日時点でNPB通算2000本安打まで24本に迫っている。このまま大台突破まで走るかもしれない。RCも1位だ。
安打はロッテの角中勝也、本塁打はソフトバンクの松田宣浩、打点はメヒアがトップだ。
盗塁は引き続き打撃好調のソフトバンクの柳田悠岐が3でトップだ。
ヤクルト・山田が再び好調
次にセリーグだ。
交流戦全期間を通じて好調だったヤクルトの山田哲人がRCトップ。本塁打もトップタイだ。
最多安打はルナ、先日2000本安打を達成した和田一浩の中日勢と、ヤクルトの川端慎吾が11本でトップとなった。
本塁打トップタイは山田の他に5人いる。打点は広島の田中広輔、盗塁は巨人の亀井善行、立岡宗一郎と中日の大島洋平がトップに立った。
野手のMVPは、パは楽天の松井。セはヤクルトの山田が3回目の受賞だ。