中日、打撃コーチに栗原健太氏を招聘 通算153発スラッガーの指導は「特徴、長所を伸ばして」
2019/11/03
かつて広島の主砲として4年連続20本塁打以上
中日ドラゴンズは2日、打撃コーチとして前東北楽天ゴールデンイーグルス打撃コーチの栗原健太氏と契約したことを球団公式サイトで発表した。
現在37歳の栗原氏は日大山形高から1999年ドラフト3位で広島東洋カープに入団し、2006年から2009年まで4年連続20本塁打以上をマークし、チームの主砲として活躍した。
右肘の故障や手術を経験し、2015年オフには自由契約となったが、入団テストを経て楽天に入団。しかし、この2016年シーズン限りで現役を引退し、翌2017年から楽天の二軍打撃コーチに就任した。そして2018年途中から今季までは一軍打撃コーチを務めていた。
栗原氏は、コーチ就任に際して球団を通じてコメントを発表。「与田監督から力を貸してほしいと話しをいただき、すごく嬉しく思いました」とし、「コーチとして選手とのコミュニケーションが僕の中では一番大切にしています」指導者としてのスタイルを示した。
自身は現役時代通算153本塁打を誇るスラッガーだったが、打撃コーチという仕事に対して「バッティングには正解がないと思っているので非常に難しい」としながらも、「個々の特徴だったり長所を伸ばしてやりながら一緒にバッティングを作りあげられたらと思います」と、自身の選手時代の経験を重ねながら、選手に対して親身になって仕事を務め上げる意欲を語っている。