MLB挑戦表明の筒香嘉智、名門ヤンキースのDHに? 「高い出塁率を持つ左打者」に多くの関心
2019/11/03
大谷翔平のエンゼルス、菊池雄星のマリナーズも獲得の候補に
ポスティングでのメジャーリーグ(MLB)挑戦を表明している横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手について、名門ニューヨーク・ヤンキースが指名打者(DH)としてその座を用意する可能性があることが分かった。米メディア『CBSスポーツ』が1日(日本時間2日)、伝えている。
現在27歳の筒香は、横浜高から2009年ドラフト1位で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団。今季は131試合で打率.272、29本塁打、79打点の成績にとどまったが、プロ10年間の通算で打率.285、205本塁打、613打点、出塁率.382、長打率.528、OPS.910とチームの主軸として活躍を続けてきた。
そしてシーズン終了後にポスティングでのメジャー挑戦を表明。野球日本代表「侍ジャパン」でも4番を背負った日本屈指のスラッガーに、メジャー球団がどれほどの興味を示すのかが注目されている。
そんな中、同サイトはヤンキースの動向に言及。通算414本塁打を誇るエドウィン・エンカーナシオンとの契約を破棄したことで来季はジャンカルロ・スタントン外野手をDHで起用する機会が増えること、その上で筒香が「DHのオプションになる可能性かある」とした。
また、同サイトはヤンキースとともに大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルス、菊池雄星投手の所属するシアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズ、クリーブランド・インディアンス、タンパベイ・レイズ、シカゴ・ホワイトソックスの6球団も獲得に乗り出す可能性があるとしている。
筒香を「高い出塁率を持つ左打者」として評価する同サイトだが、同時にベースランニングと守備力の課題を挙げ、他のポジションを守らせるにはリスクがあることから「DHが最適である」ことが市場に大きな影響を与えると懸念した。これまでにヤンキースをはじめ多くの球団が筒香に対して関心を持っているが、様々な吟味が重ねられた上で最終的にどの球団のユニホームを着ることになるのか、その動向から目が離せない。