巨人・山口俊、ポスティングシステムによる大リーグ移籍表明「甘えを持たず」 同制度の利用は今後も「真摯に対応したい」
2019/11/18
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読売ジャイアンツの山口俊投手が18日、東京都内で会見し、ポスティングによる大リーグ移籍を目指すことを表明した。球団公式サイトが記者会見の模様を伝えている。
大リーグへの挑戦は、横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団した頃から考え始めたという山口。「甘えを持たず、しっかり前を向いてがんばります」と大舞台挑戦への決意を語った。
また、山口の表明を受けて、3年前のフリーエージェント(FA)移籍の際に、球団とポスティングによる移籍を認めるという約束を交わしていたことを明かした今村司社長は、今後のポスティング移籍について「(希望があれば)個々の選手と丁寧に話し合い、真摯に対応したい。選手、世の中の趨勢を見ながら決めていく」とコメントした。
山口は、柳ヶ浦高から2005年高校生ドラフト1位で横浜に入団。08年から救援投手として頭角を現すと、2012年にはNPB史上最年少で100セーブを達成した。
14年途中からは不振で中継ぎから先発へと転向。この起用が奏功し、16年には自身初となる2桁勝利を挙げた。同オフにFA権を行使して巨人へ移籍すると、3年間で25勝を挙げる活躍。今季は投手三冠(最多勝、最高勝率、最多奪三振)の快挙を成し遂げた。
NPB通算成績は、427試合に登板し、64勝58敗、112セーブ、25ホールド、防御率3.35となっている。