中日、パウエル氏が打撃巡回コーチ就任 かつて3年連続首位打者「すべてを伝えていきたい」
2019/11/19
23年ぶり“古巣復帰”「僕を輝かせてくれた特別なチーム」
中日ドラゴンズは19日、球団公式サイトでアロンゾ・パウエル氏を1軍、2軍の打撃巡回コーチとして来季の契約をしたことを発表した。
パウエル氏はモントリオール・エクスポズ、シアトル・マリナーズを経て1992年から97年にかけて中日に在籍。94年から3年連続で首位打者、93年から4年連続でベストナインに輝いた。
その後、阪神タイガースに移籍し、2001年に米独立リーグのニューアーク・ベアーズでプレーした後に引退した。そして、指導者としてマリナーズなど4球団でコーチを歴任。今季はサンフランシスコ・ジャイアンツの打撃コーチを務めていた。
同サイトによれば、パウエル氏は18日に名古屋入りし、19日に秋季キャンプを行っている沖縄へ移動。与田剛監督や選手たちとあいさつを交わした。
97年以来23年ぶりの“古巣復帰”にパウエル氏は、「ドラゴンズは僕を輝かせてくれた特別なチーム、そのユニホームをまた着ることができとても嬉しい。自分ができることすべてを伝えていきたい」と話しているという。
中日は今季、チーム打率.263はセントラル・リーグトップ。しかし、本塁打数はリーグ最下位の90本にとどまり、長打力に課題を残した。
それだけに、NPBで高い打率だけでなく中日在籍6年間全てで2桁本塁打をマークするなど通算116本塁打と長打力も発揮したパウエル氏の手腕によって、チームの打力が底上げされることが期待される。