リーグ戦再開第1週、パはクルーズ（楽天）、セは呉昇桓（阪神）【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第12週（6/19-6/21）】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表するが、今回は、レギュラーシーズンが再開した6月19日から21日までの集計とする。
2015/06/22
ソフトバンクが首位攻防戦を3タテ
リーグ戦再開第1週は、6月19日から21日の3日間だけだった。チーム成績を見てみよう。
パリーグは3試合ずつ3日間、9試合が行われた。ソフトバンク、楽天が3連勝し、ロッテ、日本ハムが3連敗を喫した。
セリーグはもともと8試合が組まれていたが、21日のDeNA対広島戦が中止となり7試合となった。広島と阪神が連勝し、DeNA、ヤクルトが連敗。DeNAの連敗は交流戦から引き続き12に伸びた。
リーグ防御率はパが3.65、セが3.67だ。
西武打線が好調
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
パリーグから見ていく。
パリーグは、西武のメヒアが21日のオリックス戦で2本塁打するなど大当たり。同じく西武の秋山翔吾は8安打で.571と活躍した。盗塁はソフトバンクの福田秀平が2で最多だ。
広島・丸の活躍でチームも最下位脱出
続いてセリーグだ。
広島の丸佳浩は20日のDeNA戦で3安打1本塁打2打点の活躍。これもあって本塁打、打点、RCでトップとなった。本塁打は他にエルナンデスなど9人が1本。打点は丸の他に5人が3打点を挙げた。盗塁は9人が1盗塁を決めて、打率は阪神の上本博紀が.625で1位だ。
野手のMVPは、パが西武のメヒア、セが広島の丸とする。