日本ハム、新外国人右腕バーヘイゲンと契約 MLB通算6年で127登板の実績「大変な喜び」
2019/11/26
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栗山監督「来季もMLB球団でローテーション入りする予定であった実力派」
北海道日本ハムファイターズは26日、新外国人選手として前デトロイト・タイガースのドリュー・バーヘイゲン投手と契約に合意したことを発表した。
バーヘイゲンは米国テキサス州出身の29歳で、身長198センチ、体重104キロの大型右腕。バンダービルト大を経て2012年ドラフト4巡目(全体154位)でタイガースから指名され入団した。
メジャー6年目の今季は22試合(4先発)に登板して4勝3敗1ホールド、防御率5.90、58回を投げて23四球、51奪三振をマーク。メジャー通算成績は127試合(8先発)で10勝10敗14ホールド、防御率5.11、199回を投げて75四球、156奪三振としている。
一方、メジャー経験は6年目でありながら傘下マイナーでの暮らしもプロ入り後毎年経験している。マイナーでの通算成績は115試合(84先発)で30勝31敗3セーブ、防御率3.64、487回2/3を投げて162四球、355奪三振。
25日(日本時間26日)にタイガースをリリース(解雇)され、その直後の日本ハムとの契約発表となった。
バーヘイゲンと栗山秀樹監督が球団を通じて発表したコメントは次の通り。
<バーヘイゲン>
「日本でプレーをするという素晴らしい機会をいただき、大変な喜びを感じています。日本の文化に関し、知人を通じ興味深い話をたくさん聞いており、今すぐにでもそちらに向かい、チームメイトに会い、北海道の空気に触れたい気持ちになりました。大勢のファイターズファンの前でマウンドに立つ光景を、今から思い描いています。感謝をいつまでも忘れることなく、チームの勝利に貢献するピッチングができるよう、精一杯頑張ります」
<栗山英樹監督>
「チームが巻き返しをはかる中、絶対的先発投手の獲得は欠かせませんでした。バーヘイゲン投手は、来季もMLB球団でローテーション入りする予定であった実力派。数ある選択肢の中から、ファイターズの一員となる決断をしてくれたことを、大変うれしく思います。最速158kmの速球、打者の胸元をえぐるシンカー、パワーカーブ、スライダー、チェンジアップと、バランスのとれた投球スタイルに期待がふくらみます。非常に研究熱心であるとも聞いており、日本の野球への順応も早いのではないでしょうか。ファイターズ投手陣を引っ張っていく可能性が極めて高い大型右腕獲得に尽力した、駐米スカウトにも感謝します」