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バレンティンがヤクルト契約保留名簿から外れる 通算288本塁打、歴代屈指の“当たり助っ人”

2019/12/03

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9シーズン中8シーズンで30本塁打以上

 東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン外野手が2日、日本野球機構(NPB)の公示によって契約保留名簿から外れた。来日9年で通算288本塁打をマークした大砲は、次にどんな道を歩むのだろうか。
 
 35歳のバレンティンは2007年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューし、シンシナティ・レッズを経て2010年11月にヤクルトと契約。1年目から31本塁打を放つ適応力を見せると、2013年にはプロ野球新記録となるシーズン60本塁打の偉業を達成した。
 
 2015年は故障により15試合の出場で1本塁打に終わったが、2016年以降は再び主砲として打線をけん引。今季2019年シーズンまで4年連続30本塁打以上をマークした。通算成績は1022試合で959安打、135二塁打、2三塁打、288本塁打、763打点、7盗塁、OPS(出塁率.378+長打率.558).936。
 
 守備面では肩の強さの一方で捕球や処理で粗さが目だったが、それに目を瞑れるほど打力が心強かったのは確かだ。9シーズンのうち8シーズンで30本塁打以上をマークしたことで、歴代助っ人外国人選手の中でも屈指の“当たり”と言えるだろう。
 
 シーズン終了後は、自身のインスタグラムで退団を思わせる投稿をアップしていたバレンティンだが、残留を望むファンのコメントも届かない結果となった。
 
 これまでに福岡ソフトバンクホークスが積極的に獲得に乗り出すことが報道されており、もしソフトバンクが獲得なれば、指名打者制(DH)のあるパシフィック・リーグでこれまでと同様の打力を発揮できるかは注目されるところだ。



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