西武、松坂大輔との契約合意を発表 “平成の怪物”14年ぶり古巣復帰「努力していきたい」
2019/12/03
日米通算170勝、「育ててもらった所沢」で再復活なるか
埼玉西武ライオンズは3日、前中日ドラゴンズの松坂大輔投手との契約に合意したと発表した。松坂自身14年ぶりの西武復帰となる。
松坂は横浜高を経て1998年ドラフト1位で西武に入団。ルーキー年の1999年にいきなり16勝を挙げパシフィック・リーグ最多勝のタイトルを獲得するとともに、最優秀新人賞(新人賞)を受賞した。
その後も3年連続2桁勝利(1999年~2001年)、4年連続2桁勝利(2003年~2006年)をマークし、「平成の怪物」は堂々と西武のエースを務め上げた。
そして2007年からはポスティング制度を利用して海を渡りボストン・レッドソックスへ移籍。メジャー1年目から15勝を挙げ、ワールドシリーズでも好投して世界一に貢献した。
翌2008年にはキャリア最多となる18勝を挙げ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では2大会連続の最優秀選手賞(MVP)を獲得したが、度重なる故障もあり2009年以降は2桁勝利をマークすることはなかった。MLB通算成績は56勝43敗、防御率4.45。
そして2014年オフに福岡ソフトバンクホークスへの移籍で日本球界復帰。故障の影響でソフトバンクでは2016年に1試合に登板したのみだったが、2017年オフに入団テストを経て入団した中日ドラゴンズでは移籍1年目に6勝。しかし今季は再び2試合の登板のみに終わり、今季限りでの退団が発表されていた。
日本通算114勝の実績を持つ松坂は、西武の2006年以来14年ぶりとなる西武復帰に際し、球団を通じて以下の通りコメントを発表している。
「この度、14年ぶりに埼玉西武ライオンズに復帰する事になり大変嬉しく思います。プロ野球選手としてのスタートであり、育ててもらった所沢、そしてライオンズファンの皆さんの前で再び野球が出来ることをとても楽しみにしています。リーグ3連覇、日本一を目指すチームの力になれるよう努力していきたいと思います」