巨人、速球自慢の右腕ビエイラと契約合意 課題の制球力を磨き貢献へ「常にベストを尽くす」
2019/12/03
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ブラジル出身の26歳「日本人コーチの指導を受けたことがある」
読売ジャイアンツは3日、前シカゴ・ホワイトソックスのチアゴ・ビエイラ投手と来季の契約に合意したことを発表した。登録名は「ビエイラ」、背番号は「49」。
ビエイラはブラジル出身の26歳で身長188センチ、体重95キロの右腕。2010年にシアトル・マリナーズと契約し、マイナーリーグのオールスター「フューチャーズゲーム」に出場した2017年に念願のメジャーデビューを果たした。
2017年は1試合の登板にとどまったが、翌年はトレードで移籍したホワイトソックスで16試合に登板して1勝1敗1ホールド1セーブ、防御率7.13。しかし今季は6試合の登板のみで1勝0敗、防御率9.00に終わった。
マイナー通算成績は224試合(28先発)で20勝27敗10ホールド27セーブ、防御率4.77。メジャー通算成績は23試合で(全てリリーフ登板)2勝1敗1ホールド1セーブ、防御率7.36。
速球の平均球速が96.9マイル(約156キロ)、最速が167キロにも及ぶとされているが、課題はコントロールだ。今季はメジャーで9イニング当たりの奪三振率が10.3にのぼる(7回を投げて8奪三振)一方で、9イニング当たりの与四球率は6.4(5四球)と苦しんだ。
契約合意に際してビエイラが球団を通じて発表したコメントは以下の通り。
「伝統と歴史のある巨人軍の一員になれて心から嬉しく思います。ブラジルで日本人コーチの指導を受けたことがあり、日本の文化や習慣にもなじみがあります。以前から日本でプレーしたいと思っており、この挑戦は家族にとっても素晴らしい経験になるでしょう。常にベストを尽くし、チームの優勝に貢献したいと思います」