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レイズは筒香嘉智を選択。 ブリュワーズがFA外野手ガルシアを獲得、充実の外野陣形成へ

2019/12/17

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 ミルウォーキー・ブリュワーズがタンパベイ・レイズからフリーエージェント(FA)となっていたアビサイル・ガルシア外野手と契約合意した。米公式サイト『MLB.com』が16日(日本時間17日)、伝えている。
 
 ブリュワーズの補強劇が止まらない。チームとガルシアは2年2000万ドル(約22億円)で契約合意。連日の先発投手獲得に続いて、新たな外野手の補強にも成功した。ガルシアは身体検査の後、正式に入団が発表される。
 
 28歳のガルシアは今季125試合で打率.282、20本塁打、72打点の好成績をマーク。四球が少なく、典型的なフリースインガータイプだがミート力は優れており、17年にはリーグ2位の打率.330で首位打者争いを演じた(1位はホセ・アルトゥーベ内野手で.346)。強肩を活かした外野守備にも定評がある。
 
 ブリュワーズの外野陣にはメジャー最強打者にまで成長したクリスチャン・イェリッチ外野手、11年ナ・リーグMVPで球団生え抜きのライアン・ブラウン外野手、走攻守揃ったロレンゾ・ケイン外野手がおり、既に充実した陣容になっている。
 
 しかしイェリッチはシーズン終盤に右膝骨折の大怪我、ブラウンは来年で37歳になり、ケインは今季不振に苦しんだ。全員が本来の力を発揮できればメジャー屈指の外野陣となるが、そうはいかない可能性も高く、打力と安定した守備を兼ね備えたガルシアの加入は吉と出そうだ。
 
 なお、ガルシアが今季所属していたレイズは同日にも、筒香嘉智外野手と正式に契約を交わした。同サイトによると、レイズもガルシア残留へ向けての動きを見せていたようだが、最終的に筒香の方を選んだ結果となった。その一因には、ガルシアの高騰した年棒が考えられる。決して資金力に恵まれてはいないレイズにとってガルシアとの契約は険しい道であったに違いない。
 
 ガルシアと筒香が入れ替わる形になったレイズ。ガルシアは外野手としてプレーし、クリーンアップを務めるなど打線の中心でもあっただけに、新加入の筒香には穴を埋める活躍が期待されることになる。



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