楽天、元千葉ロッテ・サブロー氏のファームディレクター就任を発表「勉強したことをフルに活用」
2020/01/08
通算1363安打、2005年には日本シリーズ制覇に貢献
東北楽天ゴールデンイーグルスは8日、ファームディレクターとして大村三郎氏を招聘し就任したことことを球団公式サイトで発表した。
現在43歳の大村氏はPL学園高を経て1994年のドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。「サブロー」の登録名でチームの主軸として活躍し、2005年には日本シリーズ制覇に貢献。同シリーズ優秀選手に選出された。
2011年にトレードで読売ジャイアンツに移籍したが、巨人では1シーズンのみを過ごし翌年ロッテに復帰。2016年に現役引退を発表した。通算成績は1782試合、打率.265、1363安打、292二塁打、25三塁打、127本塁打、655打点、703得点、78盗塁、出塁率.340、長打率.406。
引退後はロッテのスペシャルアシスタントを務めていたが、この度楽天のフロントに入ることになった。
大村氏と石井一久GMが球団を通じて発表したコメントは次の通り。
▽大村三郎氏
「チームが強くなるために、良い組織を作るために、微力ではありますが力になることができることを嬉しく思います。チームにとって、ファーム、育成は非常に大事ですし、下からの突き上げがこれまで以上に多くなれば、チームはより強くなります。千葉ロッテ、巨人で経験したこと、アメリカで勉強したことをフルに活用し、楽天イーグルスのために、東北のファンの皆さんのために強いチームを作っていけるよう頑張ります」
▽石井一久GM
「このたび、大村三郎さんにファームディレクターをしていただき、育成強化や一軍、二軍の連携をより強くしていくことになりました。大村さんは、若くキャリアのある方なので、これまでの経験を活かし、二軍の首脳陣の方と育成プランを共有しながら、これからのイーグルスを支える選手達に一軍で活躍するアドバイスをしていただけたらチームにとって一番大事な育成の強化ができると感じます。また、アマチュアの取材や国際スカウトの経験からも、一軍、二軍の連携だけではなく、ドラフトや外国人選手獲得にもチームの組織に入っていただけると思っています」